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小川先生ブログ㊲(9月20日)

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小川先生ブログ37(9月20日)

学習意欲を刺激する方法はいろいろあるかと思いますが、ただただお尻を叩くだけでは効果的ではありませんね。

①子どもの能力に合わせて目標を提示しながら問題集を与えてみましょう。

保護者や先生がそばについていないとどうしても勉強に取り組めない子にレベルが高すぎる問題集を与えても、解法の仕方がわからないので学習意欲すら生まれてきません。
子どもがある程度スラスラ解ける問題集から始めてみましょう。だんだんと自分の力で解く事ができるようになり、勉強の楽しさを味わえるようになります。

そして重要なことは、一冊の問題集を総て行わせることです。そこには一つの達成感が生まれ、難易度の高い問題集への憧れ・目標も明確になってきます。
子どもの学習意欲を注ぐような課題を提示しているか見直しをしてみましょう。
学習習慣が身につく事により自ら積極的に取り組む意欲も自然と現れてきます。
「分かる」を「出来る」にさせていく事が重要なポイントになります。

②リズムとテンポを考えながら学習する機会を作っていきましょう。
大人もそうですが、同じ内容の作業をしていると飽きが来て、モノの考え方が希薄になる事がありますね。
子どももいつも同じ問題・分野を行なっていくと学習への拡がりが生まれてきませんね。そして学習する面白さがないのでそれだけ済ませれば良いのだろうと、勉強の義務化だけが存在し自ら進んで学習する姿勢すら失っていきます。

テンポ良く発展的な学習や見栄えの違う問題を提示することにより、学習の面白さや感覚を肌で感じ脳を刺激していきます。
のんべんだらりとした学習時間は単なる浪費となる場面になってしまいます。しかし、あれやこれや多くの視点を提示することは定着度に問題が生まれてきますから注意しましょう。

③学習時間を決めて行うか?内容の目標を設定して学習に取り組ませるか?
用意した学習が終わったら、まだ時間があるからこの問題もやりなさい!は危険ですね。
子どもも学習計画を立てて取り組んで行ったのですから、矢継ぎ早に次の課題を無理強いしていくと次に繋がりません。 
早く出来たね。よく頑張ったから遊んでおいで!で良いじゃないですか。

学習時間を決めて取り組ませようとすると時計を見い見い勉強することになり、机にきちんと向かっているが心はそこにあらず!ですね。時間がもったいないです。
時間を設定するなら、課題の提示の仕方を工夫しないといけません。
時には保護者の方と計算競争も取り入れると楽しいですね。子どもも闘志剥き出しで面白い結果が生まれます。保護者の方にも脳トレ感覚で新しい感覚が生まれますよ。

④何より、子どもの心に寄り添いながら
うちの子はゲームばかりしていて困っちゃう!などぼやく前に子どもの気持ちや力を認めてあげているか、保護者側の振り返りが必要ですね。

怒るのはこちら側の感情そのままを表している姿です。子どもの気持ちを受け止めての行為ではありません。
子どもが学習しない理由・学力が安定しない要因に気付きサポートしてあげる鷹揚な気持ちが欲しいです。

保護者の方との語らいの場は確保できているでしょうか? 
子どもと向き合い語り合う時間が子どもの心を安定させる豊かな時間となり、保護者の方の思い・が伝わるようになってきます。語らいの場は、子どもに安心感・高揚感を与え個性を伸ばし、その子の人格形成の場となっていきます。

ソフィアキッズ大倉山の子等には、その子の学びの姿を尊重しながら学習の楽しさ・喜びの瞬間を味わってもらいたいと思います。

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