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ソフィアキッズブログ 2021年1月

<速読解・思考力コース>スタッフ研修

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<速読解・思考力コース>のスタッフ研修を実施しました。

速読解は単に読む速度が速くなるだけではないんです。
飛ばし読みをしたりするのではなく、視野を広げてかたまり読みが出来るようになっていき、きちんと全部読んで内容を把握するようトレーニングしていきます。

思考力は脳トレにもなるので、スタッフ自身もトレーニングを受けたい!と言っていました(^^)

小川先生ブログ54(1月17日)

小川先生ブログ54(1月17日)

いきなりですが言葉は生きていますし、言葉の解釈は難しい面がありますね。

「飲食店は午後8時までの時短営業、アルコールの提供は午後7時まで」
となれば、午後8時まで!を受けて‼︎売り上げ向上のために早朝から店を開けて行く現象が起こる。
お店を守るために已むを得ない措置です。本来、飲食店特にアルコールを提供しているお店から感染者が増加している状況を抑えるために取られた発言なのですが、感染拡大防止協力金六万円では家賃も払えないお店もありますからね。私の知り合いでもどう対応したら良いか頭を抱えている姿を見ると店主側の対応も理解してしまいます。情報の周知徹底を図りながら、少しでも改善していけるように対応していって欲しいと願います。
居酒屋チェーン店の休業や人の良さそうな店主のお店が今日を限りに店を閉じていくとの報道も耳に入ります。

今、飲食店の営業を厳しくしている事により、食材業界・生産者・仲卸・酒屋・酒メーカー・製氷業界・タオルおしぼり業界・清掃業者・衛生管理業界・マット屋・テナント物件所有者等々、大なり小なり影響を受けている現実があります。関連業界にも協力金なり補償していくことも必要です。いずれやいずれ税金で我々の首を絞められることもあるかと思いますが、今は一人でも救える命を守る行動に視点を当て対応できる能力と知恵を結集するしかありません。

築地市場の鮮魚も余ってしまい、腐る前に必死に売り捌いている状況ですし、農家の方々もご苦労されていますよね。一つの業種を止める事によりその業種に関わる多くの業界にも影響を与えていくのです。

客側の我々も昼間なら良いのかと油断してしまいそうです。今回は、あくまでも感染予防対策を如何にしていくのが良いのか考えた末『照準を飲食店業界』に充てた判断です。これでも感染率が抑えられないようなら、どういう対応が行われていくのでしょう。《ロックダウン》??意識です。
 
『午後8時までの』言葉が何を言わんとしているのか、正しく受け止めて行動していかなければいけません。今でも上記のように多くの方に影響を与えています。人の命を守るには、医療機関が逼迫している現実をしっかりと受け止めないといけません。

ソフィアの子との会話から気持ちが豊かになる場面があります。
「・・・・・」
「◯◯君は、ホントに良い子だよね。」
「お母さんやお父さんからも言われるよ。」
「そうか!それは嬉しいね。」
「ぼく、皆んなに良い子だって言われて嬉しいんだ。」
「◯◯君は、素敵な家族に生まれて幸せだね。」
「うん。ぼくもお母さんやお父さんがいてくれて嬉しいんだ。」
「お兄ちゃんもいるしね。」
「お兄ちゃんも優しいよ。」
なんとも、心温まる家族なんだろう。と、とても嬉しい気持ちになりました。
◯◯君との会話を通して、◯◯君の表情からも素直にその子の言葉を受け止めることができました。

誰もが迷う事なく、考え行動できるような適切な言葉の掛け方が重要ですね。

言葉は生きています。

解釈の違いで思いとは違った捉え方をしてしまうことがあります。不安を除去出来る様な言葉掛けに期待していきましょう。今!

小川先生ブログ53(1月10日)

小川先生ブログ53(1月10日)

新年が始まり、久しぶりに子ども等の顔を見てホッとした気持ちになりました。子ども等と一緒に生活する空間から元気をもらい活力が湧いて来ます。子ども等との関わりを大切にしていきたいです。

今回の緊急事態宣言の発令では、学びの場は確保されて行く方向で対応するとのこと嬉しく思います。学年末の節目の時を迎えようとしている今、楽しみにしていた遠足や文化祭などは中止・リモートと活動の制限が加わってしまいます。

多くを体験して健やかに成長する子ども等の経験値を少しでも確保していける様に学校関係者は頭を捻ってくれる事を願います。

大学生はリモート学習による弊害から、夢を絶っていく子もいると耳にします。寂しい現実ですが、今までの努力・供えている能力を充分に発揮できるよう歩みを留めないでほしいと願うばかりです。

中学校受験生・親御さんのお気持ちも複雑なことと思います。東京・神奈川県の私立中学校入学考査は2月1日から始まりますが、前哨戦として千葉県・埼玉県を始めとする近県の中学校入試並びに奈良県・九州・北海道の入学考査も始まります。 
正しい情報を元に受験体制をしっかりとってほしいと願います。
私の本音としてはお試し試験は避けて欲しいです。
毎年思うことの一つですが、進学する意識がないのに受験慣れの一つとして受験する事に意味はありません。ましてや今年度は特にそうですね。
賢明であれ!

ある子が、「先生、出来たよ。✅が入っているのは答えを見ながら書いたから青ペンで印を付けてね。」
なんとも嬉しい話ではないですか?

ソフィアキッズ大倉山では、その子の能力に合った問題を提示しながら学習欲を高めていける様、工夫を重ねています。

基本、答え合わせの際、赤ペンで印を付け、間違えた場合は、もう一度考えさせたり、状況に応じて説明を加えて考えさせる様にしています。そして、正しい答えを導き出すことが出来たら、青ペンで丸を付けてあげます。 
そのようにすることにより、保護者・他のスタッフもその子がどの問題・単元を理解しているか知ると共に間違えの質が明確になり今後の指導の目安になっていきます。

その子は、その様なことを理解して私に声を掛けたのではなく、自分に正直でありたい思いからその様に伝えてくれたのです。
思わず、
「偉いね。強い心を持っているね。」
と素直に褒める言葉が浮かんできました。
たまたま、教室を一緒に出ることが出来たので、歩きながら、
「◯◯君❗️さっきは、先生とっても嬉しかったんだよ。誤魔化して丸をもらっても意味がないものね。出来なかった箇所は直ぐに出来る様になるよ。これからも頑張ろうね❣️」
と、褒める言葉が続きました。すると、その子が照れながら、
「問題出すよ。」
と、ドラえもんクイズの始まりです。・・・なんとも愉しい時間です。

丸が欲しくて答えを見ながら書き写す子や先生に褒めて欲しくて簡単な問題ばかり取り組む子もいるのではないかと思いますが、◯◯君の様に自分に正直であることが今後に役立てられていきますね。

私がよく言うのは間違えることはあなたの財産・宝物になるんだよ。という事です。間違えた問題は、思考力を高めますし、集中して耳を傾けて丁寧に書きまとめる力をも育ててくれます。その気づきは頭の片隅にそっとインプットされていきます。成長の一歩に繋がりますね

小川先生ブログ52(1月3日)

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小川先生ブログ52(1月3日)

新年あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
本年も一週間に1回のペースで「ソフィアキッズ大倉山での子ども等やスタッフから学んだ事象」や「私の教育観」「『おがわ教育研究所』の事業で関わった子等からの学び」「趣味を通して感じたこと」「社会の動きの中から」などを中心に昨年に引き続き書かさせて頂きたいと思います。拙い文章の羅列ではありますが、行間から多くを感じ取って頂き、子育てに役立てて頂ければ幸いです。

今年は『丑年』ですが、『丑年は先を急がず一歩一歩着実に物事を進めることが大切な年』と言われています。牛は、大切な農作業をしっかり手伝ってくれる働きぶりから、[丑年]は、『耐える』『これから発展する前触れ・芽が出る。』というような年になると言われています。正にこのコロナ禍で思い通りに行動出来ないことが多いかと思いますが、自らが立てた目標に向かい懸命に取り組んでいって欲しいと願います。私も微力ではありますが、「ソフィアキッズ大倉山」の発展に寄与出来るよう精一杯頑張り通していきたいと思います。

また、本年はいつもと違う《お正月》を迎えられた方も多いかと思います。
帰省の時期や初詣の時期をずらした方・静かなお正月でちょっと寂しく思われた方も多くいらっしゃったかと思いますが心で念ずることも重要です。旧年が無事に終わったことへの感謝の気持ちを持ち、新年の豊穣と福をもたらしてくれる年神様をお迎えしましょう。

このブログをご覧になられるのは《松の内》も過ぎた頃でしょうか。
お正月にはおせち料理を召し上がりながら神様のパワーを授かることが出来たことでしょう。おせち料理の食材には一つ一つおめでたいいわれや意味がありますが、家で作られる方も少なくなって来てデパートやスーパーで販売されるようになりましたね。
我が家も実家で頂くだけですが、日本の風習であるおせち料理の種類といわれを調べまとめてみました。

黒豆・・・邪気を払い勤勉に働くことや健康で丈夫に過ごせることを願う。

数の子・・・ニシンの卵である数の子は数が多いことから子孫繁栄を願う。

田作り・・・片口イワシを巻いて豊作となった田畑があったことから五穀豊穣を願う。

紅白かまぼこ・・・半月かまぼこは日の出を表して、赤は慶・白は神聖の意味を持つ。

昆布巻き・・・「喜ぶ」にかけて縁起をかつぎ、健康長寿を願う。
 
伊達巻・・・洒落た身なりの伊達者にカステラかまぼこが似ていることに由来していて、書が巻物にされていたことから、知識が増えることを願う。

栗きんとん・・・黄金色をしていることから財宝に例えられ、金運を呼ぶとされている。

煮しめ・・・土の中で根を張る根菜が中心で、末永い幸せを願う。 

他にも、紅白なます・ごぼう・お多福豆・えび・するめ等々、縁起の良い食材が豊富に挙げられます。五穀豊穣・不老長寿・子孫繁栄を願いながら召し上がったことと思います。

緊急事態宣言が発令される状態にあります。
変異種による感染者も多くいる中、オリンピック開催可能か不安な面はありますが、選手の皆さんも競技で結果を出すことを目標に集中して過酷な練習をされているので決断を早めた方が良いかと思います。
新型コロナウイルス感染拡大回避を願いつつ、本年も宜しくお願い致します

だるま?

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遊びの時間に「だるま」制作をスタッフが提案したところ、だるまじゃなくてポケモンにする!と思いついたお子さんも^ ^

とてもかわいい作品ができました。

<あけましておめでとうございます>

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<あけましておめでとうございます>

皆様にとりまして素晴らしい年になりますように!

皆様に必要とされ、ソフィアキッズにいてよかった!と言っていただける教室であるよう、スタッフ一同日々精進してまいります。

本年も宜しくお願い申し上げます。

☆クリスマス会☆

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☆クリスマス会☆

12/25はソフィアキッズのクリスマス会でした♪

クリスマスツリー制作といつもとは違ったおやつタイム!

おやつタイムはコロナウイルス感染防止対策をとった形式でワイワイというわけにはいきませんでしたが、今年もクリスマス会を開催できてよかったです^_^

小川先生ブログ51(12月27日)

小川先生ブログ51(12月27日)

2020年もあと数日となりましたね。
2月初旬にクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号での集団感染発生から、予想だにしないコロナウイルスウイルスでの恐怖に襲われ、コロナ変異種の感染確認で怯える年末となりましたが、皆さんにとってはどんな年だったのでしょう。

私の知り合いの中では、中華店を都内で経営していた仲間がお店を閉じて新しい生き方を模索していますし、リモートで学習する意味がないと感じて大学進学を諦めた若者もいます。
報道では、コロナウイルス感染者が医療従事者の懸命な対応により生命を守る事が出来たとの感謝の言葉と感染後・治療後の今も苦しみと闘っている声を耳にすると、つくづく「コロナウイルス」の脅威を強く感じます。・・・この年末年始をどう過ごすか?非常に考え深い命題ですね。・・・

三密を避けましょう!手洗い・マスク・・・と声高く国民・庶民に協力を求めている国のリーダー等が必要以上に会席を数数多している実態を耳にすると意識のズレ・感覚のズレを感じます。

私はご縁から、ソフィアキッズ大倉山に勤務させて頂くようになり、子ども等との愉しい学習時間・スタッフの先生方との教育観や生活様式のあれこれを多く語り学び得る空間があり豊かで充実した時を刻まさせて頂きました。
有意義な時間を過ごさせて頂いたことがこの一年の多いなる収穫の一つに挙げられます。

ソフィアの子ども等は、教室の本質をしっかりと掴んでいる子が多く、自ら進んで学習に取り組む子がいて頼もしく感じます。

他の子から学び合う姿もありお互いを尊重しながら学習環境を構築して行く姿は誇らしさをも感じます。
しかし、学習に飽きてしまい、学習部屋と遊び部屋を幾度となく往来する姿が見受けられたり、友だちの学習の妨げになるような行動を目にする時もあります。そんな時、周りの子に迷惑を掛けるような言動を見つけた時、どの様に声掛けをしたら良いか考えていかないといけません。些細ないたずらを見逃してしまったりすると、この程度は良いと判断して行くのが子どもの思考です。友だちの嫌がることをしている様な気配を感じたら、表情から判断して注意を促していくのが大人の役割ですね。 
見逃して良い事例か、日常的に繰り返されている事例か、その本質を正しく見極めて声掛けする意味があります。

「注意を促す」・「叱る」・「怒る」随分と意味合いが変わってきます。
「注意を促す」とは、気をつける様に呼びかけることであり、たしなめて自省させること。
「叱る」とは、相手のためを思いアドバイスをしたり注意するもの。
「怒る」とは、感情的に自分のイライラや怒りを押し付けるもの。
です。
こちら側の気持ち・相手を思う気持ちやその事例の姿によって左右されていきますが、感情が先走って声を荒げても、相手の心に響かず反省心を持たないばかりでなく、気持ちを逆立ててしまい逆効果になってしまいます。
質の違いを見極めて指導すべきタイミングを正しく判断していかないと、同じ様な事例が繰り返されていくことでしょう。
子どもを良くしたい・常識ある行動を身に付けさせたいと思うのが親御さんの想いですね。このコロナ禍の中、お子さんと共有する時間が増えています。チャンスですね。お子さんの本質を見つめ、豊かな感性を育て上げていけるようサポートしていって欲しいと願います。
お子さんの『夢の現実』に一歩でも近付き胸張って日々精進していく様(さま・姿)を追える年にしていきましょう。佳き新年を迎えましょう。

小川先生ブログ㊿(12月20日)

小川先生ブログ50(12月20日)

ソフィアキッズ大倉山では、保護者様と協力しながら、《礼節を重んじた指導》にも注意を払いつつ子ども等と接する様に心掛けています。
挨拶・行動や人との接し方において、当たり前と思えることも咄嗟に表現できない子もいますので、気付きの中であるべく姿を学んでもらいたいとの願いを込めて子ども等に声を掛けています。

例えば、和室とお勉強室の両方を見ているスタッフの前を通る時に、
「ちょっと通ります。失礼します。」「ごめんなさい。」
と、一言言って通る子もいれば、何も言わずに通る子がいます。前者の子の様に声を掛けてくれる子には、こちらも直ぐに反応して、道を空けることが出来ます。後者のように何も言わずに後ろから身体に当たりながら無理に通ろうとする子には、
「人の前を通る時には、声を掛けようね。」
と、一言声を掛けてあげないといけません。
意外と躾の一つにあげられていないかもしれません。
リビング・お茶の間でゆっくりくつろぎながらテレビを観ている時に、ウロウロと目の前を通り過ぎられる瞬間って気になりますよね。
他にも大人通しでお話をしている時に両者の間を何も言わずに通るお子さんもいらっしゃるかと思います。一言掛ける習慣が身に付けられていると嬉しいですね。本来は、両者の間を通るよりも後ろを通ることが善ではありますね。

時には、子どもの学習欲が湧かずに、休憩時間を長めにとっている子に対しては、
「今日は勉強をしなくても良いよ。机の整理をして、静かに過ごしていようね。」
と一言加えてあげます。
動きがあると、集中して一生懸命取り組んでいる子に迷惑が掛かります。気遣い・配慮を幼い頃から身に付けて行くことは必要なことだと考えての一言です。
子どもは面白いもので、《勉強しなくて良いよ。》と予想だもしない言葉を投げかけられたので、
「宿題だけ、やろうかな!」
と言いながら自席で30分!・・・やれば出来ます。意識の持ちよう!
「先生できたよ!」
の声を耳にして、言葉掛けのタイミング・意識付けを改めて学ぶことが出来た瞬間でもありました。
きっかけ作りなんですね。大人の役割…。
やれ勉強しろ!やれ姿勢を良くしろ!と、顔を合わせる度に言われていたら、心にも響かず、言われる側にも言う側にも悲壮感が残るだけになってしまいます。

そして、学用品で遊ぶ習慣をどこまで由とするのか考えたいと思います。
「消しピン」「消しゴム落とし」「定規戦争」等等、学校での休み時間に遊ばれています。障害物に筆箱やノート・教科書も登場して来て、《それらの道具》が机上を賑やかさせていきます。 
私らも小学生の頃に遊んだ経験もあるので何とも言えない部分もありますが、徐々にエスカレートして、乱雑に取り扱ったり、学用品の本来の使い方から離れて行くこともあります。全てを規制するつもりはありませんがどのタイミングで声を掛けるのが適切か悩むこともあります。
お子さんの筆箱の中に、可愛い消しゴムが三つも四つも入っていませんか?時には確認してみましょうね。三角定規・コンパス・分度器は算数の三種の神器です。(教科書・ノート・技術的能力は計算力獲得の三種の神器〕

心地良い挨拶や声掛けから気持ちの良い生活空間が生まれて来ますね。皆さんと一緒に、子どもの生活様式から学び考えていきたいと思います。

小川先生ブログ㊾(12月13日)

小川先生ブログ49(12月13日)

私もそうですが、子ども等と勉強をしていて何より嬉しいのは、ノートを閉じた後に、
「楽しかったあ!」
と、とても明るく弾んだ声を聞けた時ですね。

子ども等は答えを導き出すのに、頭の中でいろいろ考えて試行錯誤するも後一歩のところで解答に辿りつかないことが時にして有ります。そんな時、タイミングを計りながら、
「ちょっと見て、この問題の◯◯の部分は、こう表せるよね。」
と、一言加えるだけで、
「・・・あっ!わかった!」
と、自分がイメージした線分図に付け足しながら、スラスラと容易に答えを求めていく事が往々にしてあります。

こんなこともあります。
その日は、「相当算・倍数算」を中心とした学習でしたが、線分図でお互い示すものの描き方が微妙に違うも答えは一緒でした。
私の考え方と生徒さんの考え方を発表し合い、次の問題にと学習を進めましたが、考え方にもいろいろある事を発見する事が出来た一瞬でもありました。 

例題(その日の問題ではありません。)
おはじきが何個か有りましたが、ぼくは1/2(二分の一)を取り、先生が残りの1/3(三分
 の一)を取ったら、残りが40個になりました。おはじきははじめに何個ありましたか。
と言う問題では以下の様な考え方がありますね。(他にも考え方があるかもしれません。)

線分図を書いて、それぞれに当てはまる分数や数字を書いて答えを求めてみてくださいね。
1)全体を①とする。
ぼくが取ったおはじきの数1/2を線分図上に示す。
残りを❶とする。先生が取ったおはじきの数1/3を線分図上に示す。
その残りが40個である事を線分図上に示す。
・・・先生が取った後の残りの40個は❶ー1/3に相当するから、ぼくが取った残りの数は
    (40✖️3➗2)から60個となる。
この60個は、ぼくが取った残りの数だから、①ー1/2に相当します。
だから、はじめの数は、(60✖️2➗1)から、120個と求められる。

2)全体を①とする。ぼくが取ったおはじきの数1/2を線分図上に示す。
 先生は、ぼくが取った数の残りの1/3だから、(①ー1/2)✖️1/3となり、全体の1/6となる。先生の取った数を線分図上に示し、残りの数40個を記入する。
 ・・・よって、残りの40個は、ぼくと先生が取った残りの数になるから、
    ①ー1/2ー1/6となり、1/3が40個に相当する事が分かる。
    故に、はじめの数は、(40✖️3➗1)から、はじめの数は120個と求められる。

この様に、いろいろな方法で問題解決していく力を身に付けていくと強味が増しますね。
未知の問題に対してどの方法で考えていく事が答えを導き出すのに近道で容易なのか、いろいろな方策を知識として押さえておく事が重要となります。
《正に引き出しを多く持ちたいです。》

考え方がわからなくなった子へのサポートのポイントや答えを導き出すための思考経路は多様にあります。〔「こうしかない!」ではなく、「こうも考えられる!」〕
学習の愉しさを味わいながら《考える力》《思考力》を鍛え育てていきたいですね。

そして、手を動かさせましょう。  
鉛筆で問題文の必要な数字や言葉に線を引く。メモ的に絵や線で問題文を簡略化させておく。式を描く。筆算で丁寧に計算をする。単位の書き落としに気をつけて解答欄に答えを示す。
はじめはおっくうだと感じるお子さんも徐々に習慣化して、力も向上していきます。自宅学習に活かしてみてくださいね。

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