HOME > ソフィアキッズブログ > 小川先生ブログ㉟(9月6日)

ソフィアキッズブログ

< 小川先生ブログ㉞(8月30日)  |  一覧へ戻る  |  小川先生ブログ㊱(9月13日) >

小川先生ブログ㉟(9月6日)

2020-09-29.png

小川先生ブログ35(9月6日)

子どもの学習状況を見ていて、「この子は正しい答えをすぐに導いてくれるであろう。」
「この子には、少し難しい問題かな。」と思いながら、問題を解かせていくと、全く異なった反応を示す場面が往々にしてありますね。

前者の場合、能力が高く、算数的思考力も高い子だから、適切な論理に基づきながら答えを導いてくれるであろうと思って解答用紙を覗くと、
1、考え方は合っていたが計算ミスによる間違えがある。
2、文章の読み違いから、正しい式を描いていない。
3、時間配分がきちんと出来なくて、一つの問題に多分な時間を掛けてしまった。
4、早とちり・数字が読みにくい・単位間違え・・・
など、「出来る子」だから「出来る」とは限りません。
既習の知識を引き出すと共に、石橋を叩くが如く丁寧に書き示しながら正しい答えを容易に求める様にして欲しいですね。
勿体ない!

後者の場合、よく努力しているものの結果に現れない子がいますね。
一つの考え方や定理を把握しているものの引用の方法が掴め切れていない子の場合、すべての問題に対応する事が出来なくとも、
1、計算を丁寧に行い、時間が掛かるが適切に求められた。
2、問題文に線を引きながら、ヒントを見つけ出していた。
3、お勉強してきた基礎知識を駆使しながら答えを導き出していた。
など、成功例をいくつかみる事が出来ました。

この子には難しいだろうと考えられた問題でも、道筋立てて考えたり、整理しながら一つ一つ丁寧に書き求めていくことから正解を導き出す事が出来ます。
この子には難しいだろうと思い込んだり、レッテルを貼ってはいけません。

多くの成功体験を子ども等に持って欲しいですし、その力をおおいに褒め称え今後に向ける自信に繋げていって欲しいです。

また、まるっきり勉強に集中できない子への対応を考えてみましょう。

どの教科・どの問題を出されても、自分の力でしっかり答えを求めていこうとする姿勢が見られない子がどこにもいますね。
学習環境・生活環境が違いますが、そんな子が昔より増えているかもしれません。

そのようなお子さんには、椅子に座る時間を10分から30分座る習慣を付けさせる工夫を考えてみましょう。
学齢により対処の違いは生まれますが、その子が興味を持ちそうなパズルや迷路・形作りなど、まずは机に向かわせる習慣作りを作る事が重要です。

学力を上げさせることは、後々行っていく事ができます。学力を身に付けさせるためにも今必要な条件をクリアさせていきましょう。

学校の授業は45分から50分ですね。学校ではどの様な状態が見られるのでしょう。保護者会などで様子を聞いていく事が大切です。

子どもの求めている状態と保護者様の期待心とのズレは常に生じているものと考えていきましょう。
保護者様の気持ちに寄り添った生活習慣・向上心を身に付けさせるためにも、学校・家庭・塾等でのお子さんの姿を把握していけるようこまめに情報を得る状態を作っていく事がベストと考えられます。

< 小川先生ブログ㉞(8月30日)  |  一覧へ戻る  |  小川先生ブログ㊱(9月13日) >

このページのトップへ