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小川先生ブログ㊷(10月25日)

小川先生ブログ42(10月25日)

神奈川県下の私立小学校の入学考査が始まり、お決まりの洋服を来た親子が歩く姿を見掛けます。個性を重んじる学校でも保護者側の意識はそこには有りません(笑)。
まだまだ小さなたった6歳の幼き子が生まれて初めて保護者から離れて一人で闘いに行く訳ですから、同じ色合いで有れどどの子の装いからもその子なりの緊張感と闘志が漂っています。

定員数が決まっていますから、ご縁の有無が明確になって来ます。
ご縁を頂いたお子さんは、家族から英雄の如く褒められて労いの言葉を多くもらうことが出来るでしょう。

残念ながら努力が結果に現れずご縁が無かった子には、淀んだ空気が流れ、ご家族の方々もどの様に声を掛けたら良いのか・どんな会話で気持ちを和らげてあげたら良いのか模索されることでしょう。
今までの時間が無になった様に悲壮感に包まれ、何をやるにも気持ちがこもらず元気が見られない日が数日続く子もいます。
しかし、いつかはっきり伝えなければいけない日が来ます。
基本、子どもの勘は鋭く、保護者の感情を読み取る力は誰にも負けないかもしれませんね。誤魔化しはなかなか通用しないと考えた方が良いでしょう。
ましてや、補欠合格を頂いた場合、集中できない日が長く続く時もありますね。
補欠番号を付ける学校も有れば付けない学校があります。 
前者の場合は、補欠合格者の流れが掴める場面もあるので待つか諦めるか早めに決断していくことが出来ますが、後者の場合は補欠合格が動き始めたのは情報で知ることも出来ますが我が子の位置が明確でないので、東京都・国立小学校受験が終わる12月末までどんよりとした気持ちで待たなければいけません。

もうご縁がないであろうと思う2月・3月に学校から繰り上げ合格の報せが入る事もあります。 

保護者の転勤・異動を命じられ、家族で地方・海外へ行かれる場面もあります。公立小学校に入学を決められた保護者の方もいらっしゃると思います。 
手続きの関係も有りますので、公立小学校辞退の場合直ぐに対応しなければいけません。公立小学校は人数によりクラス数の変動もありますからね。

一喜一憂する事は当然のことながら、入学考査を受ける前にきちんと考えを明確にしておく項目がいくつかあります。(いざ、その場面が来ると心が揺れることがあり方針も変わってしまう場面も往々にしてありですが)

第一志望校・第二志望校の両受験校から合格を頂いた場合、「辞退する学校に、お断りのご連絡を直ぐにする。」と言われていても、喜びからか後回しにするご家庭がいます。
ご縁を頂きたいと思っている方のことも考えなければいけません。もしもご自分がその立場だったら一日でも一時間でも早くお報せを頂きたいと思うのではないでしょうか。 


受験するにあたって、お子さんに「あなたが通う小学校はここだけです。」と選択肢が一つであると伝えた場合の心の持ち様と、「あなたにはこの様な学校に通って欲しい。」と選択肢の幅を拡げた場合の言葉掛けの違いで子どもの心はどのように動くでしょう。  

幼き子の心の中にも、目的意識・憧れ・学習への取り組み等々変化していく場面があります。

何事にも絶対は有りません。

お子さんは保護者と一緒に運動会・文化祭・登下校の児童の生の様子を見ながら、子どもなりの憧れを抱くものです。

小学校に通うようになったら、こんなことをしてみたい!こうなりたいと夢が拡がる様な思いを胸に人生のスタートをきって欲しいと願います。

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