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小川先生ブログ㊸(11月1日)

小川先生ブログ43(11月1日)

10月31日(土)は、「ハロウィン」でしたが皆様はどの様に過ごされましたか?
私は「ハロウィン」に興味も無く意識せず生活して来ましたので、何の感情も持たずに「お祭り」を見て来ました。各地域での催しの様子や子ども等の笑顔を目にして微笑ましく思えるも報道番組では若者等による行き過ぎた(歓喜)による事実が伝えられていました。でも、今年は「コロナ禍」対策から静かな「ハロウィン」の日になった様に思いますが、これを機に原点に戻ってこの行事を見ていくのはいかがなものでしょう。

今年(2020年10月31日)の様子を確認すると、大阪・道頓堀や福岡・天神の公園など地方の各所では従来と変わらず仮装した人や見物人でごった返しだった様ですが、関東は違いました。特に東京渋谷区は毎年多くの若者が集まりますが、「渋谷に集まらないで!」の呼び掛けが浸透して「仮装をしている人は昨年の数%程度。」であったとの事。素晴らしいですね。コスプレでの参加者も「場違いだった!(汗)」と早々と退散した模様。また、今年のハロウィンの定番は『マスク』を活かした仮装が新定番であった様ですがイベント参加者も少なく、そこまでして楽しみたくないと判断したのでしょう。賢いですね。(あくまで報道の一部からの解釈です。)

ハロウィンの原点やいつ頃から日本でもこの「お祭り」が盛んになったのか調べてみました。

ハロウィンとは、毎月10月31日に行われる古代ケルト人が起源と考えられている祭りのことで現代では特にアメリカ合衆国で民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっています。 
カボチャの中身をくり抜いて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習があります。

ケルト人の一年の終わりは10月31日でこの夜は秋の終わりを意味し冬の始まりでもあり、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていました。時期を同じくして出てくる有害な精霊や魔女から身を守るために仮面を被り魔除けの焚き火を焚いていました。

要するに、キリスト教の諸聖人に祈りを捧げる祝日「万聖節」の前夜祭として行われるヨーロッパ発祥のお祭りで秋の収穫をお祝いし先祖の霊をお迎えすると共に悪霊を追い払うお祭りで日本で言えばお盆に当たる行事なのです。

日本では、1990年代後半から始まった東京ディズニーランドのイベントを筆頭として各地域でのハロウィンイベントの開催が増えて、さらに2000年代後半から菓子メーカーが相次いで商戦に参入したことを契機にSNSの普及にも後押しされて市場規模が拡大されたということです。
(出典:フリー百科事典『Wikipedia』)(レッツエンジョイ東京)

近年では幼稚園や保育園の恒例行事になっている他、大人も仮装をして参加するイベントが各地で行われていますが、お祭りも度が過ぎると本来持つ意味を見失ってしまいます。人の心の有り様に左右されますが、このお祭りの原点を思い、愉しいイベントとして受け止めて参加していって欲しいと願います。

ソフィアキッズ大倉山のスタッフが、心を込めて折り紙で『顔』を作成していました。
子ども等はどんな顔を描き、「ハロウィン」気分を味わっていくのでしょう。文化・歴史を正しく認識した上で、他に迷惑をかけることなく愉しい思いで行事に参加していって欲しいと願います。

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