HOME > ソフィアキッズブログ > 3ページ目

ソフィアキッズブログ 3ページ目

小川先生ブログ㊽(12月6日)

小川先生ブログ48(12月6日)

ある日のソフィアの嬉しい一コマ一コマをお伝えしたいと思います。

入室前にソフィアの近くでばったり出会った男の子に、
「こんにちは。寒いね。」
「ぼく寒くないよ。走って来んだもん!」
と、早く教室に入りたいという気持ちが伝わる心地良い応え!
そして、玄関で迎えてくれたスタッフに一言。
「小川先生も連れて来たよ!」
と、一言❗️洒落ていますよね(笑)
その子と一緒に入室するとスタッフや教室内の子どもから、
「こんにちは!」
と明るく寒さも吹き飛ばすほどの元気な挨拶を受けて、(がんばるぞ!)と思う気持ちで自然と顔が緩む自分がいる事を感じました。

張り切って授業をしようと思い準備をしていたら、あいにく体調不良でお休みとの連絡。残念な気持ちを切り替えて、
「さあ、先生は暇人になったから、どの子のお勉強から見ていこうかな?」
と、冗談混じりに数名の子等に声を掛けて、静まり返った教室内を見渡すと、頭を抱えながらプリントと睨めっこしている子・・・かけ算九九の宿題?・・・7のだんで悩んでいました。
その子の隣に座って、
「7のだんが分からないのかな?7の物って何があるかなぁ?そうだ。てんとう虫

小川先生ブログ㊼(11月29日)

小川先生ブログ47(11月29日)

神奈川県も医療現場が逼迫し県独自の警戒レベルが「ステージ2」から「ステージ3」に近付いているとして、県知事が「ステージ3警戒宣言」を27日に発しました。
知事は、「この難局を県民総ぐるみで乗り越えるために徹底用心して欲しい。」と感染防止を呼び掛けられました。観光支援事業の考え方や医療体制崩壊への危機感を背景に色々な意見交換がされて、どのように行動して良いのか困惑する声を多く聞こえますし、じっとしている事ができない私自身もどの様に行動したら良いか判断に迷う面が多くあります。
経済を回すか?医療崩壊を防ぐか?共に守っていかなければなりません。

cocoaの義務化・飲食店のアクリル板設置なども必要かと思いますが、国が強制力を持って行う時なのでしょう。全国レベルの問題で「出る」「入る」全ての県で考え方を統一していかないと感染者の数字に震える日々を過ごす事だけになってしまいます。
Go toと言っても利用出来る出来ないの不平等感を感じた人も多くいる訳です。公平・公正さを一義に考え対応して頂きたいです。税金の使い方を国民的に分かりやすく伝えて欲しいと願います。

情報を丁寧に聞いて・受け止め・精査し・緊張感を持って行動する力が必要なのでしょう。なかなかバランス良く対応できない場面もありますが、頼るのは『言葉』であり、『読解力』ですね。
その『言葉』にも『読解力』にも人の認識・捉え方に差異がありますが、今までに提示されている予防対策を各個々人が最低限守って行動していく事が必要です。
 
話題が変わりますが、一つの事例を挙げながら「言葉」の持つ意味について考えてみましょう。

A君との学習の中で、本日の学習の課題・様子・良かった点や今後の課題などを短時間で「連絡帳」にまとめ保護者に伝えられるよう記載して、慌しく別の生徒さんB君と学習していると、
「ピン・ポーン」とA君の保護者がお迎えに来られた。
あるスタッフが、私に、
「A君の保護者に先生が連絡帳に記載した内容を伝えましたから、お勉強をそのまま進めていてください。」
と耳打ち、
(スタッフの配慮は分かるものの違うでしょう❗️)と思いながら、B君に
「ちょっと考えていてね。」
と声を掛けて、A君の保護者に
「全体的によく理解出来ていましたが、連絡帳に記載した内容の◯◯は、この様な考え方があると思いますのでフォローしました。これからの学習は◎◎の様に進めていきたいと思いますので、ご理解ください。」
と、連絡帳に書き示した内容を保護者にその意味合いを「言葉」で伝えて、B君の元に戻り学習を進める事が出来ました。

B君との空白の学習時間は2〜3分くらいだったでしょう。その空白の学習時間は後半埋めていく事が出来ますが、A君の保護者に連絡帳に記載した内容をより理解して頂くにはその時しか無かったのです。

保護者に接する事もなく連絡帳を子どもにただ持ち帰らせる時もあるでしょうが、保護者がお迎えに来た時には指導した担当者が直接ご挨拶するだけでも意味があり、『言葉』を加える事に連絡帳に記載した内容の意味がより深められていく事でしょう。

本を読んだり、手紙を読んだりする時、『行間』に現れる深い感情を読み取る場面がありますね。正に「言葉」は、行間を補う手段なのです。

小川先生ブログ㊻(11月22日)

小川先生ブログ46(11月22日)

2020-12-14.png

綺麗な落ち葉

小川先生ブログ㊺(11月15日)

小川先生ブログ45(11月15日)

今回の内容は、先週のソフィアキッズ大倉山の子どもの姿から、お教室の良さ・温かさを感じ取って頂きたいと思い記載しました。

①「先生出来たよ。」と嬉しそうな表情で語ってくれたA君

ある漢字を□内に入れると、4つの熟語が作れる問題で、何問か出来てその解き方が分かってきて楽しくなってきたのですが、残念ながら時間切れで一問は「家で見つけてみようね!」と宿題(?)になってしまった問題を忘れずにおこなってきたのです。
A君にとって、愉しく思う問題だったのでしょう。

パズル感覚で解く事が出来るので、漢字を見つめながら試行錯誤して考え抜いたり、辞書を片手に考えてくれたかもしれませんね。辞書を引く習慣を幼い頃から植えつけていくのも大切な要素です。

②「一緒に考えて!」と一冊のドリルを机上に置いたBさん

上記のような問題がまとめられているドリルなどをはじめ、書店には、思考力・構成力・表現力を高めるドリルや考える力を育て高める問題集など数多く並べられていますが、Bさんが提示したドリルもその系統の一冊。 

2人で一緒に考えていく中で、「私わかった!」と子どもの解けた時の無邪気な表現に喜びは隠せません。ついつい「次の問題もやってみよう!」と次から次へとページを進める事が出来ました。

もう一問解いてみようと次の新しい課題ページを開いたところで保護者のお迎え。残念ではありましたが、その問題をコピーさせてもらって私の宿題。

何日か経ってBさんに会った時、「先生すぐに出来たよ!」と伝えると、「私もお父さんと一緒に考えたら、すぐに出来たよ!」と保護者の方と楽しく豊かな時間を過ごしたんだなぁと思わず笑みがこぼれてしまいました。

基本一週間に一度しか会えない生徒さんですが、Bさんがどんな問題を出してくれるか愉しみでもあります。

③ある塾での課題プリントを懸命に学習するCさん

私と顔があった途端に、数枚の課題プリントを差し出すCさん!
答えがあっているか確認してね!と言う表現なんですね。「先生、暇人君だったから嬉しい!」と言いながら数枚の算数計算や文章読み取り問題を受け取り、次から次と見て行き、間違った問題に印を付けて返してあげると、「先生早過ぎる!」「どうして、ここが違うの?」などと疑問符を投げ掛けながら、楽しく答え合わせ。理解してくれたのか、納得した様子でプリントに向き合ってくれました。

その子の間違いの質を指摘してあげながら、保護者への連絡帳にも書き示しました。
お子さんの学習力や得手不得手など保護者様にも伝えられて、気付きも見られたのでは無いでしょうか。

また、機械的に枚数を消化すれば良いと言う風潮が若干見られましたが、繰り返しのプリントでも視点を変えながら問題を提示していく中で、学習効果が高められ、より定着を図る事が出来るのでは無いかと思います。量より質を大切にしていきたいですね。

④「先生、ぼくが手伝うよ!」と働き者のD君

何人もの児童が帰り、教室に残る児童も2人になったところで、スタッフが机やテーブルの拭き掃除を始めていると、「ぼくも手伝うよ!」と課題を終えて、保護者のお迎えを待つ子の優しい声掛け。
スタッフも「ありがとう。それじゃあ、コロコロお願いしようかな?」と、D君の言葉に甘えてお仕事提供。
D君はとても愉しそうに教室内をコロコロ!コロコロ!あっという間に綺麗になったお教室に笑顔があふれていました。
自ら進んでお手伝いをしていく気持ち、とっても温かく嬉しく思いました。

小川先生ブログ㊹(11月8日)

小川先生ブログ44(11月8日)

前回のブログ43でハロウィンに関連した内容を書かせて頂きました。渋谷では区長の異例の呼び掛けが功を奏し渋谷に集まる人の数は昨年よりも少なく混乱は無かったとお伝えしましたが、例年と変わることなく朝方まで騒ぐ若者の集団がいたとの事でした。訂正させて頂きますね。コロナ禍の中で、若者等の意識を変えていかないとコロナウイルスの影響は拡大化する一方ですね。

神奈川県では過去最多の137名(7日)が確認されると共に東京・大阪・愛知の三大都市圏でも高水準を記録し、北海道では独自に定めた5段階の「警戒ステージ」を「2」から「3」へ引き上げた上で接待を伴う飲食店などに営業自粛を求められています。

海外に目を向けても、3月より深刻な状況が生まれている国や緊急事態により建物やエリアへ自由に出入りが出来ない様、政府や自治体が人々の動きや屋外活動を強制的に禁止され人の安全を確保する動きも見られます。=ロックダウン=

「東京オリンピック」を見据えて浜スタや東京ドーム入場数を実験的に増やす動きが見られます。現在の状況下でオリンピックが実際に行ってよいものか疑問に思いますが、オリンピックに向けて頑張って練習を積み重ねて来た選手等の活躍する場を確保できる様に慎重に考えていって欲しいと願います。

海外からの応援団・家族の制限も当然あるかと思いますが、開催国日本でもある程度制限が加わってしまうのは已む無しと考えます。

これから感染リスクが高まる季節になっていきますが、感染拡大を如何に抑えていくことが出来るか一人一人の行動のあり方・意識に頼る他ないと思います。

ソフィアキッズ大倉山のスタッフから、練習過程に於いて「漢字の書き方や文章の読み取りなどの解答の許容範囲」に関連した内容について声を掛けられた。

実に判断に迷う声掛けでしたが、(その子)の状況と(指導者側の問題意識)に左右されるのではないかと思います。上記の(一人一人の行動のあり方・意識)に共通する観点です。

授業一つとって考えてみても「楽しく分かる授業」をねらいに指導者側が授業を展開していっても、学習者側にとって「興味が湧かず役に立たない授業」と受け止められた場合、その時間の価値をどう見たら良いのでしょう。
(その子)にとっては心をくすぐらせることの無い(無味乾燥な時間の流れ)であったと指導者側の反省課題となるでしょう。

「許容範囲」を考える時、(その子)の今後の学習に活かされ注意を促していける様にしていかなければなりません。「✖️」印を付けることが(その子)の気付きになるのか、「◯」を付けた上で気を付けて欲しい箇所に印を付けてあげることが良いのか(その子)の学習力・学習欲を指導者側が判断していかなければなりません。

(その子)の学習に寄り添う中、子どもの努力を認めていく中で、字の書き方や間違いに対しての対応を丁寧に考えていかなければなりません。
「一を聞いて十を知る」
「十を聞いて一を知る」
共に価値がありますね。天才肌・努力肌固有ですが、理解の深め方がしっかり出来ていくのはどちらでしょう。
どちらとも言えません。
その子なりの能力に合わせて粘り強く指導・声掛けをしていくことが重要で、「今」より「将来」を見据えて寄り添っていかなければなりません。
「一を聞いて二を知る」ことが原点として考えていける様、先ず考えていきたいですね。
「一を聞いて一を知る」ことができる?から見ていきましょう。

小川先生ブログ㊸(11月1日)

小川先生ブログ43(11月1日)

10月31日(土)は、「ハロウィン」でしたが皆様はどの様に過ごされましたか?
私は「ハロウィン」に興味も無く意識せず生活して来ましたので、何の感情も持たずに「お祭り」を見て来ました。各地域での催しの様子や子ども等の笑顔を目にして微笑ましく思えるも報道番組では若者等による行き過ぎた(歓喜)による事実が伝えられていました。でも、今年は「コロナ禍」対策から静かな「ハロウィン」の日になった様に思いますが、これを機に原点に戻ってこの行事を見ていくのはいかがなものでしょう。

今年(2020年10月31日)の様子を確認すると、大阪・道頓堀や福岡・天神の公園など地方の各所では従来と変わらず仮装した人や見物人でごった返しだった様ですが、関東は違いました。特に東京渋谷区は毎年多くの若者が集まりますが、「渋谷に集まらないで!」の呼び掛けが浸透して「仮装をしている人は昨年の数%程度。」であったとの事。素晴らしいですね。コスプレでの参加者も「場違いだった!(汗)」と早々と退散した模様。また、今年のハロウィンの定番は『マスク』を活かした仮装が新定番であった様ですがイベント参加者も少なく、そこまでして楽しみたくないと判断したのでしょう。賢いですね。(あくまで報道の一部からの解釈です。)

ハロウィンの原点やいつ頃から日本でもこの「お祭り」が盛んになったのか調べてみました。

ハロウィンとは、毎月10月31日に行われる古代ケルト人が起源と考えられている祭りのことで現代では特にアメリカ合衆国で民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっています。 
カボチャの中身をくり抜いて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習があります。

ケルト人の一年の終わりは10月31日でこの夜は秋の終わりを意味し冬の始まりでもあり、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていました。時期を同じくして出てくる有害な精霊や魔女から身を守るために仮面を被り魔除けの焚き火を焚いていました。

要するに、キリスト教の諸聖人に祈りを捧げる祝日「万聖節」の前夜祭として行われるヨーロッパ発祥のお祭りで秋の収穫をお祝いし先祖の霊をお迎えすると共に悪霊を追い払うお祭りで日本で言えばお盆に当たる行事なのです。

日本では、1990年代後半から始まった東京ディズニーランドのイベントを筆頭として各地域でのハロウィンイベントの開催が増えて、さらに2000年代後半から菓子メーカーが相次いで商戦に参入したことを契機にSNSの普及にも後押しされて市場規模が拡大されたということです。
(出典:フリー百科事典『Wikipedia』)(レッツエンジョイ東京)

近年では幼稚園や保育園の恒例行事になっている他、大人も仮装をして参加するイベントが各地で行われていますが、お祭りも度が過ぎると本来持つ意味を見失ってしまいます。人の心の有り様に左右されますが、このお祭りの原点を思い、愉しいイベントとして受け止めて参加していって欲しいと願います。

ソフィアキッズ大倉山のスタッフが、心を込めて折り紙で『顔』を作成していました。
子ども等はどんな顔を描き、「ハロウィン」気分を味わっていくのでしょう。文化・歴史を正しく認識した上で、他に迷惑をかけることなく愉しい思いで行事に参加していって欲しいと願います。

小川先生ブログ㊷(10月25日)

小川先生ブログ42(10月25日)

神奈川県下の私立小学校の入学考査が始まり、お決まりの洋服を来た親子が歩く姿を見掛けます。個性を重んじる学校でも保護者側の意識はそこには有りません(笑)。
まだまだ小さなたった6歳の幼き子が生まれて初めて保護者から離れて一人で闘いに行く訳ですから、同じ色合いで有れどどの子の装いからもその子なりの緊張感と闘志が漂っています。

定員数が決まっていますから、ご縁の有無が明確になって来ます。
ご縁を頂いたお子さんは、家族から英雄の如く褒められて労いの言葉を多くもらうことが出来るでしょう。

残念ながら努力が結果に現れずご縁が無かった子には、淀んだ空気が流れ、ご家族の方々もどの様に声を掛けたら良いのか・どんな会話で気持ちを和らげてあげたら良いのか模索されることでしょう。
今までの時間が無になった様に悲壮感に包まれ、何をやるにも気持ちがこもらず元気が見られない日が数日続く子もいます。
しかし、いつかはっきり伝えなければいけない日が来ます。
基本、子どもの勘は鋭く、保護者の感情を読み取る力は誰にも負けないかもしれませんね。誤魔化しはなかなか通用しないと考えた方が良いでしょう。
ましてや、補欠合格を頂いた場合、集中できない日が長く続く時もありますね。
補欠番号を付ける学校も有れば付けない学校があります。 
前者の場合は、補欠合格者の流れが掴める場面もあるので待つか諦めるか早めに決断していくことが出来ますが、後者の場合は補欠合格が動き始めたのは情報で知ることも出来ますが我が子の位置が明確でないので、東京都・国立小学校受験が終わる12月末までどんよりとした気持ちで待たなければいけません。

もうご縁がないであろうと思う2月・3月に学校から繰り上げ合格の報せが入る事もあります。 

保護者の転勤・異動を命じられ、家族で地方・海外へ行かれる場面もあります。公立小学校に入学を決められた保護者の方もいらっしゃると思います。 
手続きの関係も有りますので、公立小学校辞退の場合直ぐに対応しなければいけません。公立小学校は人数によりクラス数の変動もありますからね。

一喜一憂する事は当然のことながら、入学考査を受ける前にきちんと考えを明確にしておく項目がいくつかあります。(いざ、その場面が来ると心が揺れることがあり方針も変わってしまう場面も往々にしてありですが)

第一志望校・第二志望校の両受験校から合格を頂いた場合、「辞退する学校に、お断りのご連絡を直ぐにする。」と言われていても、喜びからか後回しにするご家庭がいます。
ご縁を頂きたいと思っている方のことも考えなければいけません。もしもご自分がその立場だったら一日でも一時間でも早くお報せを頂きたいと思うのではないでしょうか。 


受験するにあたって、お子さんに「あなたが通う小学校はここだけです。」と選択肢が一つであると伝えた場合の心の持ち様と、「あなたにはこの様な学校に通って欲しい。」と選択肢の幅を拡げた場合の言葉掛けの違いで子どもの心はどのように動くでしょう。  

幼き子の心の中にも、目的意識・憧れ・学習への取り組み等々変化していく場面があります。

何事にも絶対は有りません。

お子さんは保護者と一緒に運動会・文化祭・登下校の児童の生の様子を見ながら、子どもなりの憧れを抱くものです。

小学校に通うようになったら、こんなことをしてみたい!こうなりたいと夢が拡がる様な思いを胸に人生のスタートをきって欲しいと願います。

小川先生ブログ㊶(10月18日)

小川先生ブログ41(10月18日)

コロナ禍の中、経済面・地域活性化を目的として様々なキャンペーンが行われ、人の動きは激しくなりました。
この様な状況な中で如何に「見えないウイルス」と闘いながら正常な生活をしていくか「人」の知恵に頼るしかありません。

とある小学校では、低学年児童がコロナウイルスに罹ったようですが、学年閉鎖に留めるだけにした様です。多学年と共用する場所が多々ありますが、学校側が感染を抑える為にどの様な対応したのか疑問でもあります。

適切な判断と綿密なる打ち合わせを通した上での対応を行い、クラスターを生まない努力を最低限していかなければなりません。

オンライン授業・ビデオやプリントを各家庭に届けるなり、学校の状況に合わせながら学習指導要領に基づいた指導内容を適宜伝える方策を取ってきている状況ですからクラスターを生まない様、学校を守っていかなければなりません。

子どもは、友だちとの関わりで多くを学び成長していきます。  
その場の環境づくりをしていくのは教員でもあり保護者そして積極的に関わってくださっているボランティアの方々の活動から生まれる〔学校愛〕でしょう。

「小学6年生までに養って欲しい学力」について考えてみましょう。  

前回までに私立小学校考査内容に触れつつ幼き子等が備えるべき学力・感覚について書きましたが、もう少し深掘りしてみましょう。総じて言うならば「生きる力を育てる」には、何をすべきか。どの様に関われば良いのか。という事です。

子どもには、理科系が強い子もいれば、文系に興味を深めている子、音楽の才能が優れている子、運動神経が身に付き運動会の華でもあるリレー選手に毎年選ばれるくらいの力を備えている子、更には友だちとの遊び・行事に進んで取り組みながらも全てに優秀な成績を収める子も稀にいますよね。

その子なりの姿を認め、その子の気持ちを後押しすることにより、その子の生きる道・生きる力を育て高めていくことが出来ます。

ですから生きている言葉を保護者の方は活かしていかなければなりません。
「この子は算数が苦手で困っちゃうわ!」と出来ないことを前提で話される方がいますが、そうなのでしょうか?
子どもの学習欲や努力をどこまで認めて語られているのでしょう。
算数・数学といっても計算・文章題・図形・数量・推理等々色々な分野で構成され、それぞれの学齢期に習得して欲しい内容を具体的に配置されています。

それぞれの課題を学習していく上で、考え方・結論を見出すための思考回路を形成できているのだろうか。見つめることが大切です。

幼児や小学生に必要な能力は、指導要領に記載してある内容に対応していくにあたっての素地作りを丁寧に行っていくことにあります。

多くの経験から習得した知恵を応用していく脳力が必要となりますが、創造性・巧緻性・根気などを遊びを通して身に付けさせていくことが出来ているでしょうか。

ある私立中学校の校長先生とお話をさせて頂いた時に、
「上位で入学して来た生徒より、補欠で入学して来た子の伸び率が高い。」
と話されていましたが、この構造を考えると「人の心のあり様」が現れていますね。
おごり・力の温存・粘り強さ・悔しさから来るバネ・理解の習得方法の定着・・・

結果を出すのは、『合格』をもらった後の学習姿勢に左右されて来ますね。12歳までに確立すべき能力は多くの体験を通して蓄積されていく「人間力」なのです。
 
何か集中して取り組める課題見つけを、お子さんと一緒に探してみましょう。

小川先生ブログ㊵(10月11日)

小川先生ブログ40(10月11日)

10月に入り、お子様が令和2年度前期の学習評価表「あゆみ」を持ち帰られて来たご家庭も多いのではないでしょうか。

「あゆみ」の(評定)については重きを置く必要はありません。
その子の努力がどの様に現れたのか見定め、お子さんが今後の学習に意欲的に取り組んでいける様、声掛けをしていきましょう。

前回の続きとなりますが、幼児期の学習資料が小学校低学年・高学年児童の学習にどの様に役立つか考えていきたいと思います。

私立小学校入試問題から分析していくと、
「数感覚」を高める要素の問題として、(数の多少)(一対多対応)(数の増減)や(足し算・引き算の基礎)などが多くの学校で出題されています。
1〜5くらいの数の比較でしたら容易に出来ますが、◯△□などいろいろ混在している数を数えるのは容易ではありません。
その数も10を超える数の比較となると大人でも対応の仕方を考えてしまいます。 
数えるより線で結んで消去していくなど対応策を導入していくと良いですね。
つまり問題を見て問題を解決していく能力を如何に築いていくことができるかと言う事です。この様な問題は、低学年の学習に入る前の予備知識を育てるのに効果的です。

入学後の児童に対しても、算数が苦手な子や理解に時間が掛かる子に適宜提示していくと楽しく学びながら基礎知識を身に付けさせていくことが出来ます。

「図形の見方」を正しく理解させるには、平面図形・立体図形を構成している形を判断していく力を身に付けさせることが重要です。 
(積み木パズル)(積み木の数)(図形分解)などを具体物を使いながら考えていく事により、高学年で学ぶ(線対称・点対称図形)(三角形・四角形)(角柱・角錐)(立体と展開図)などの学習にも比較的に早く対応していくことが出来るでしょう。

また(影)からどの様な形が隠れているかを判断させる問題も面白いですね。構成力・分析力や推理力を鍛えていくことができます。

「お話作り」など国語力を確かめる問題も、どの学校でも出題されていきます。
(動き言葉)(同頭音・同尾音)(様子言葉)(お話作り)などは国語力を高めるための素地作りとして重要になっていきます。 
(しりとり)を親子面接に出す学校もありますが、家庭環境の様子を知る上でとても良いですね。そして、子どもはしりとりを通して多くの語彙を学ぶ事になります。
「◯◯ってな〜に?」
「それはね・・・」
と、親子のコミュニケーションも深めていきますね。
(季節の行事)(季節の草木)(影の向きと風向き)なども理科社会科生活科を学ぶ上で重要な視点となっていきます。問題によっては、一次関数のグラフ作成にも役立つ知識が見受けられます。切片・傾きを知る要素がありますね。

他にも、巧緻性・器用性・丁寧さ・確実性を高めていく要素の課題が入試問題に組み込まれています。

幼児教育書は、入試問題に対応するだけのテキストとしてあるのではなく、小学校で学ぶ子等の弱点克服のためにもあると考えた方が良いでしょう。どの私立小学校でも良いですから、書店で覗いてみてください。ヒントがそこにあるかもしれません。

お子さんの得手不得手を正しく判断をして、応用力・発展学習に目を向けるのではなく、如何に基礎学力を定着させて意欲的に愉しく学習していける場が拡がるのか考えていきましょう。

有用な情報・知識は自分から探していかないといけません。まだ幼き子にはその判断は身に付いていません。保護者の方の判断力がその子の学習環境を高めていくものであると考えましょう。

小川先生ブログ㊴(10月4日)

小川先生ブログ39(10月4日)

2020-11-26.png
最近、ソフィアキッズ大倉山のスタッフと教育や生活習慣についてお話をさせて頂く機会が増えてきた様に思えます。一つの話題について話し合ったり、一人の子への指導について語り合う事により、見えなかった指導法やその子の姿を見出すことが出来ますね。

一つ事例を挙げると「小学校受験で未就学児が学習する様な内容の学習」を小学生に指導する教材として取り入れる事が出来るか?と言う観点でした。

小学校受験の試験内容をいくつかの学校の過去問から探ってみると、
A 校では、プリント(言語・記憶・数量・推理・知覚)
     個別(口頭試問・常識・待機活動)
     運動
     行動観察
     制作
     事前親子面接
B 校では、運動
     絵画・制作
     プリント(数量・対応・思考・想像・根気)
     行動観察
     個別(言語・お話作り・並び替え・順序・起承転結)
     事前親子面接
C 校では、口頭試問(態度・言葉遣い)
     プリント(お話の記憶・図形:点線図形・展開・重ね図形)
     制作(ちぎり絵・紐結び・のりテープ使用)
     運動
     行動観察(ゲーム・遊び)
他にも、お弁当持参の受験校や体操着着用で受験に臨ませる学校と、それぞれが求めている児童像を選び抜く為に毎年試験内容を考えています。

運動一つ取り上げても、ボール使用では(ドリブル・8の字ドリブル・的当て・時間内に何回つけるか?何往復出来るか?指示通りにボールを扱うことが出来るか?・・・)と多様でいろいろな方法でテストしていくことが出来ます。

足が速い遅いだけではなく、俊敏性や腕力・脚力やバランス・持続力など広範囲にわたって、受験生の運動能力を確かめていくことが出来るのです。

学校側でもその子の持つ運動能力を短時間で確認することは出来ません。与えた課題で優劣を付けていくしか判断材料はありません。どんな課題が出されるか未知数ですので、普段から体を動かす習慣を身につけさせていく事が重要となります。活動していく事により身体が覚えていきます。自然とテストに対応する能力を育て高めていけるのです。

幼稚園や保育園で鉄棒・縄跳び・鬼ごっこ・手繋ぎ鬼をお友だちと仲良く元気良く過ごせているお子さんは自然とその力を身に付けられていくので安心してください。保護者の方とのかけっこ競争や公園での遊びからも鍛えられていきますね。

プリントの内容についてはどうでしょう。
「つりあい」や「重さ比べ」は容易に出来るのだけど、「回転図形」や「切り抜き」の問題は苦手だと言う子がいますよね。

子どもにも苦手な課題があると認識をした上で、丁寧に考えさせていきましょう。次回この話題に深く触れていきたいと思います。

そして、この様な問題を定期的に小学校低学年児童にも考えさせてみましょう。
意外と即答出来ない場面もあります。未就学児だけのテキストではありません。私も暇さえあればナンプレや推理問題を行なっていますが、大人の方でもナンプレやクロスワードを趣味として行われる方も多いのではないでしょうか?

数字の並べ方・文字の配置をヒントに答えを求めていく過程がとても愉しいですね。その様な力は未就学児が学習するテキストに含まれているのではないでしょうか。

その様なテキストをどの様に使いこなしていくかに重要なポイントが隠されています。

学習の導入時・展開時等々に上手に取り入れてみては如何でしょうか。

<<前のページへ12345678

アーカイブ

このページのトップへ